こんにちは、ゆきおです。
「ロシアピアニズムに興味があるから、とりあえずYouTubeなどの動画で学べないかな?」
と思われている方もいらっしゃると思います。
そんな方向けに、YouTubeチャンネル「コーガ ピアノ道」さんを紹介します!
本記事では、前回の「基礎編」につづき、「応用編」をまとめています。
今回も、僕自身が動画を視聴したときに書き出した重要ポイントのメモ付きです。
予習・復習などに使ってみてくださいね。
この記事で紹介している動画は下記のとおりです。
- 「応用編」の第1回〜第14回
- ロシアピアニズム経験談編②
本記事が、皆さんの学習の一助となることを願っています!
それでは、見ていきましょう。
ロシアピアニズム応用編+ロシアピアニズム経験談編②
「ロシアピアニズム応用編」および「ロシアピアニズム経験談編②」の内容についてまとめています。
基礎編をご覧になっていない方は、先に基礎編をどうぞ!
動画のポイントについてのメモも掲載しています。
メモは網羅的なものではないため、参考程度にしていただければと思います。
第一回 応用編「和音の弾き方」ロシアピアニズム
- 和音の奏法の基本
・和音は「掴まない」。
一般的に、和音は「掴んで弾く」と言われている。
しかし、掴んでしまうと、手が固まって豊かな響きを出しにくくなってしまう。
・基本は、基礎編の「発声」で学んだことと同じ。
「体の重みを伝えること」、「支えを使って関節を脱力すること」が大切。 - オクターブ
・手の上側が緩んだ状態でオクターブを弾くのが理想。
・「おちょぼ口」のようにした手の状態を作り、そこからフワーッと自然に広げてみる。
そうすると、手の上側が緩んだ状態でオクターブをとれることがわかるはず。
・オクターブの支えは、トレモロを弾くときと同じ支えを使う。
手のひらの親指側の筋肉と、小指側の筋肉を、中心にグッと寄せるような緊張感を作る。
手のひらにエネルギーが集まっているような感じになり、それが支えとなる。
ただし、手のひらに緊張感を作っても、指先は固まらないように注意。
・鍵盤の底までエネルギーを落とさないように注意する。
支えで耐えながら弾く。
・小指は「弾く」意識はない。
親指は、鍵盤に飛行機が着陸するようなイメージの動きで打鍵する。
親指が前に入っていくことで、小指にも自然と重さが乗る。 - まとめ
ポイントは下記の3点。
①手を閉じた状態からオクターブを作る
②トレモロを弾くときの支えを作る
③1の指から前方向へ力が抜けていくような動きをする
・上記のポイントを押さえられていると、和音で響きに広がりを生むことができる。また、和音の連続でも音が共鳴していく。
・曲の中では、すべての音を上記のように弾くわけではない。
手前方向に打鍵することもある。
ただし、「掴む打鍵」は固い音になるから避けた方がいい。
第二回 応用編「共鳴させる」ロシアピアニズム
- 共鳴について
・共鳴させやすい響きを出さないと、ハーモニー感(和声感)がうまく出せない。
共鳴させやすい響きとは、倍音量の多い響きのこと。
・メロディーも、他の声部と共鳴していれば、全体の響きが良くなるしメロディー自体もさらに際立つ。
・バッハの多声の作品などでも、各声部が共鳴する必要がある。
共鳴しないと内声が埋もれてしまったりする。
・基音の目立つ固い音は、音と音がぶつかってしまって共鳴できない。
・共鳴させるためには、基礎編で解説した「発声」と「耳の使い方」が大切になる。 - 共鳴を聴く練習
・「ドミソド」の和音をバス側からばらし、共鳴する音を探っていく。
音同士が階段みたいにならないように、「重ね合せる」「溶け合わせる」ような音にする。
・5度音程やオクターブではどうなるかも試してみる。
・和音の途中から上の音(ミからはじめるなど)だけでも、試してみる。
・共鳴した感じを感覚的に理解できるようになってくると、和音を同時に鳴らした時の意識が変わってくる。
共鳴していない響きと共鳴している響きは、表情が全然違うのがわかってくるはず。
・左右の手を使う和音の場合でも、ばらしながら共鳴するかを探っていく。
・共鳴を聴く練習をしていくと、微細な音の変化をキャッチできるようになり、ハーモニー豊かな演奏になっていく。 - メロディー+伴奏音型
・和音ではないアルペジオの伴奏音型なども共鳴するように弾く。
ペダルで混ぜたときに共鳴しているか、よく聴く。
・伴奏音型が共鳴しているのに、メロディーがそれにぶつかると台無しになる。
メロディーは目立たせたいが、共鳴もするように。
・全体の響きが綺麗に聴こえ、伸びやかに歌っているメロディーの表情が出るようにする。
これは音数が多い曲や速い曲でも同じ。 - その他
・非和声音が混ざる場合、その非和声音がどれだけ綺麗に混ざるかも重要になる。
和声が崩れないように、非和声音を「足していく」ことが大切。
・ペダルが少ない曲でも、声部がぶつかってハーモニーが出ないのは良くない。
左右が共鳴することで、音楽的な深みが増す。
第三回応用編「旋回」ロシアピアニズム
- 旋回とは
・ドアノブを開けたり、ペットボトルを開けるときと同様の動き。
専門的にいうと「前腕の回内」という。
・「指を置く」「レガート」「重力奏法」ができるかは、旋回の動きができるかどうかにかかっている。
旋回運動ができていれば、支えをしっかり働かせて打鍵の準備ができていることになるため。 - 旋回の動き
・前腕の屈筋と虫様筋の支えを働かせながら、「空気を圧縮していく」ようなイメージで動かしていく。
「空気を圧縮していく」感じにするのは、しっかり支えを働かせるため。
・指の動きで打鍵しようとしないこと。
あくまで支えを作って、打鍵自体は回転によって自然に生まれるようにする。
・肘が先行して旋回運動するのはNG。
肘が外側に開かないように。
手首が自然に旋回し、それに肘がついていく感じになる。
・1と2の指の旋回は、1と5の指の旋回より動きが小さくなる。 - 旋回の省略
・曲の中では、旋回のすべての動きをしていられないので、省略した形で行っていく。
・省略の例としては、1から5の指をひとつのグループとして旋回する、など。
・旋回の意識を保ったまま動き省略すると、指の動きはほとんどないまま、身体の重みの移動で楽に弾いていくことができる。
第四回応用編「旋回」続! ロシアピアニズム
- 旋回を身につけるとどうなるか
・旋回の習得に伴ってできるようになっていくことには、「指を置く」、「重力奏法」、「手首の高さが良い状態になる」、「手全体の安定感が増す」といったものがあるが、一番大事だと思うのは「前腕を連動させながら弾けるようになる」こと。
・曲の中では、音色がグラデーションのように変わっていく「移り変わり」が必要になる。
指の動きが先行すると、フレージングを意識しても、移り変わる表情が出にくくなってしまう(タイプライターのようになりがち)。
前腕を使って旋回運動をしていくことによって、移り変わる表情が出せるようになる。 - 実践練習
・下記の3段階で練習していく。
①大きな旋回
②大きな旋回の省略
③いつも通りのテンポで弾く
①大きな旋回
毎回同じ方向に旋回する。
音と音のつなぎ目を耳でキャッチしながら、次の指を丁寧に運んでいくようなイメージを持って弾いていく。
肩や肘が固まったままにならないよう気をつける。
肘は、手首の旋回の動きに自然とついていくように。
②大きな旋回の省略
フレージングをグループ化して、弧を描くように重みを移し替えていく。
音程感(何度離れているか)にも注意する。
③いつも通りのテンポで弾く
旋回が行われない時の表情のなさとの違いを比べてみる。
旋回の時には、「音が運ばれる」感じを意識したり、「音が曲線的に移り変わっていく」のを聴く。
「重みで指が置かれていく感覚」を探る。
・指で弾くとコントロールがしづらい伴奏音型で練習してみると良い(ショパン/ノクターン8番など)。
・広範囲のアルペジオ(ショパン/練習曲Op.10-1など)も旋回を使わないとかなり弾きにくい。
大きな跳躍でも弧を描くようなイメージを持つことが大切。
・アルペジオなどで4と5の指が弾きにくい場合、掴みにいってしまっていることが多い。
しっかり旋回が使えると、指を運んでいきやすくなる。
・「手首が固まってしまう」ことで旋回ができない、というのが非常に多いケース。
手首が固まってしまうと、テクニックが制限され、表現の幅が狭まってしまうので注意。
第五回応用編「小指」ロシアピアニズム
- 小指に歌わせるためのポイント
ポイントは下記の2つ。
①手のひらの小指側の筋肉を働かせる
②親指で小指を助ける
「細く弱い5の指を助ける」のが基本になる。
小指は、弱い指なので安定しにくい。
安定しないまま打鍵することで、関節が固まり、ガツンという固い音が出てしまうケースが非常に多い。
①手のひらの小指側の筋肉を働かせる
指だけで弾くのではなく、手のひらの小指側の筋肉を働かせる。
打鍵するときは、「筋肉を置く」ような感じ。
そうすると、小指だけで弾くのと安定感が全然違う。
音も、密度が出て伸びる音になる。
②親指で小指を助ける
一般的に、小指で弾くとき、親指は鍵盤に近い位置を保ったままになる。
一方で、ロシアピアニズムの場合は、親指を高く動かすのと連動させて小指で打鍵する。
親指を使って小指を助けることで、自然に重みが伝わり、小指に安定感が出る。
第六回 応用編「親指」ロシアピアニズム
- 親指の使い方
・親指が弾きにくいと感じる場合、不自然な使い方に慣れてしまっているケースが多い。
ハノンでやるように「指を独立させて下方向へのエネルギーで弾く」のではない。
・親指は、他の4つの指と動く方向が違う。
そのため、他の指とは使い方も違ってくる。
下方向へ使うようにできていないので、不自然な使い方をすると腱鞘炎になってしまう。
・基本として、働かせるのは短母子屈筋。
短母子屈筋で支えを作った上で、飛行機が着陸するような動きで打鍵する。
下方向に弾いてしまうと、指を置くことができなるので、音が固くなる。
第七回 応用編「第一関節」ロシアピアニズム
- 指の関節を固めること
・ピアノを弾くうえで、関節を固めると基本的に良いことがない。
指の関節はできるだけゆるめたい。
・関節を固めて弾くデメリットは「音が固くなる」、「音が詰まる」、「響きがなくなる」、「音色がなくなる」、「強い打鍵で音が破綻する(割れる)」など。
・虫様筋や前腕の屈筋の方に意識を持っていくことが重要になる。 - 指が固まるケース
指が固まりがちなケースは下記の2つ。
①指が鍵盤に置けていないパターン
②指先を巻き込んでしまうパターン
①指が鍵盤に置けていないパターン
指で鍵盤を押さえ込んでしまっている状態、指で鍵盤にぶら下がっているような状態、腕をダラダラに脱力して「落として弾く」など。
特に、腕を脱力して落として弾くのは良いことと思われがち。
しかし、打鍵の瞬間には指を固めないといけないので固い音が出やすい。
②指先を巻き込んでしまうパターン
・人によっては、巻き込む動きが習慣になっていることがある。
・「音を外さないようにしよう」、「難しいところを上手く弾こう」と指先に意識が集中しているときも、固まりやすくなってしまう。
・巻き込めないように、第二関節を90度に曲げてしまうというのも、ひとつの手。
曲がった状態で、虫様筋や屈筋を働かせる。
見た目としては、トンカチが動いているような感じになる。
エフゲニー・キーシンの身体の使い方に近いので、動画を見てみるのも良い。
第八回 応用編「第一関節の感覚」ロシアピアニズム
- 第一関節が固まっていないときの身体感覚を知る方法
①手首をかなり低めにして、鍵盤にぶら下がるような感じを作ってみる。
そうすると、第一関節に支点ができて、我慢するように第一関節が固まっているのがわかる。
②上記の状態から手を引き上げてみる。
手を引き上げる時、前腕の屈筋と虫様筋にエネルギーを集めながら行う。
③手がひっくり返るくらいまで、大きく引き上げていく。
ある地点までいくと、第一関節にあった支点がスッと手のひらに入ってくる感覚がある。
④手のひらに支点が入った状態になったら、その支点を動かさないよう意識しつつ、基本のポジションに戻す。
そうすると、手のひらの支えができている状態で基本の構えをしていることになる。
この感覚を覚えるのが大切。
第九回 応用編「第三関節」 ロシアピアニズム
- 第三関節
・第三関節は、山のような形でしっかりさせるのではなく、フラットな形になる。
日本では「猫の手を作る」とよく言われるが、それとは形が異なる。 - 第三関節を山にすると良くない理由は3つ
①浮力が感じづらくなる
浮力を感じられないと、ペタッとした平坦な音になってしまう。
第三関節をフラットにしていると、浮力をすごく感じられて、響きを生かすことができる。
②虫様筋が働きづらくなる
第三関節に山を作ると、手の内側の虫様筋もロックされ、働きづらくなってしまう。
それによって、タッチのバリュエーションが減り、音楽の表現の幅が狭くなってしまう。
③手全体が固まりやすくなる。
モーツァルトの速い音型やショパンエチュードで、弾きづらそうに頑張って音を出している感じになってしまう。 - 注意点
・フラットにして山にしないことを目指すが、その前段階がある。
まずは身体全体の支えをしっかりさせる必要がある。
また、支えられる手を育てていくことも大切。
第十回 応用編「手の安定感」ロシアピアニズム
- 手の安定の重要性
・手が不安定だと、肘や肩がこわばってしまったり、関節に力が入ってしまいがち。
それにより、難しいパッセージで転んでしまったり、指が回らないといった原因になってしまう。 - 手を安定させるポイントは3つ
①手の中心に支点を作ること
手の中心とは、顔を洗うときに水を汲むあたり。
手の中の支点が、指の方に移動してしまわないようにすることが大事。
②手に適度な緊張感を作る
完全に脱力しても弾けないし、固めてしまうのもだめ。
手のひらの表面に「下敷き一枚分の緊張感」を作るという意識を持つと、適度な緊張感を作りやすい。
③手のポジション
逆ハの字のポジションを作る。
普通のポジションと比べてみると、明らかに安定感が違うのがわかるはず。
逆ハの字が安定する理由は、手の構造的に説明できる。
第11回 応用編 「手首を自由に」ロシアピアニズム
- 手首を自由することが大切な理由
・手首が固まると指だけで弾くことになり、表現でもテクニック面でも悪い影響が生じる。
例えば、指主導でショパンのエチュードを弾くと、難易度がはね上がる。
・手首を緩やかに使って、鍵盤に触れるだけのようなイメージをもつと良い。
・手首の安定感を意識しすぎて、固まってしまうケースがある。
固定と安定は違う。
・指先に意識を持っていかないように、前腕の屈筋でコントロールしながら演奏することが大切。
指先を意識してしまうと、手首や前腕が固まりがちで、演奏が難しくなる。
・指先だけで弾こうとすると、音が揃ってしまい、機械的になる。
手首を使うと1音ずつニュアンスがつき、グラデーションのような響きを作れる。
・ゆっくり練習している時は、手首を上げたり下げたりしながら重心移動しているように見える。
・手首が自由なら、鍵盤の上を手が飛んでいるような感じで楽に弾ける。
しかし、上方向への力が強すぎて手首から指を吊ったような状態になってしまうと、弱々しい音しか出てこないので注意。
「最初の音の扱い方」第12回 応用編 ロシアピアニズム
- 曲の最初の1音を安定させる方法
・最初の1音目が怖い方は多いはず。
特に弱音から始まる曲では、指が固まってしまいがち。
そうすると、良い音が鳴らなかったり、音量が出すぎてしまったり、思ったとおりの音が出ないことにつながりやすい。
・うまく音が出せないのは、「準備が整っていない状態で打鍵しているから」とも言える。
・「最初の音の前に、音がある」と思って弾き始めるのがオススメ。
前の音から入っていく感覚があると、自然に1音目に入っていきやすい。
・和音から始まる曲も同様で、最初の音より前に音があるように意識してみるとよい。
第13回 応用編「肘について」ロシアピアニズム
- 肘を固めないことの重要性
・いろんな肘の使い方がある。
一概に「これが正解」とは言い切れないので、押さえておきたいポイントだけ説明する。
・肘を固めないことが重要になる。
肘が固まると身体の重みを鍵盤に伝えにくくなり、豊かな響きを出すのが難しくなる。
・肘が固まることで手首のコントロールがしにくくなる。
手首を活用できないと指弾きになってしまい、音を出すのが難しくなってしまう。 - 肘を固めないためのポイントは2つ
①肘で腕を持ち上げるような構えや、腕をねじって肘が外側にいってしまうクセは避ける
レッスンに来る生徒さんにも、無意識で肘を持ち上げてしまっているパターンが多い。
②弾いている時に、意識的に肘を動かすことは避ける
肘から力を逃すような、「肘で何かしよう」という動きによって、固まってしまう。
・ロシアピアニズムで肘から力を逃すことを推奨しない理由は下記の2つ。
「1.身体の重みを生かせなくなってしまう」こと、「2.響きに影響が出てしまう」こと。
例えば、単音のフレーズを歌わせる時、肘が揺れると響きも変にうねってしまう。
綺麗な曲線を作りたいのに、うねったフレーズができてしまう。
・肘は、手首の動きに従って自然についていくのがベスト。
第14回 応用編「肩の状態」ロシアピアニズム
- 肩をゆるめることについて
・肩がゆるんでいるか否かで、響きが大きく違ってくる。
・素晴らしいピアニストが演奏している姿を正面から見たとき、肩の動きはほとんどなく、安定しているのがわかる。 - 肩をゆるめるポイントは2つ
①肩甲骨のあいだを開くこと
学校で「いい姿勢にしなさい」と言われて背中をピンとはった姿勢は、肩甲骨が閉じた状態になっている。
ピアノを弾くときは、腕がストンと落ちていて、楽な感覚がもてる姿勢でいることが大事。
ゴリラやサル、幽霊をイメージして肩から脱力してみるのがオススメ。
②肩まわりの支えをしっかりさせること
基礎編の「発声」で学んだ、肩まわりの支えをしっかりさせることも、肩をゆるめるポイントとなる。
「脇の下の支え」が特に大切だと感じている。
「指が強くなるとは?」経験談編②ロシアピアニズム
- 「指を鍛える」ことについて
・指を動かす虫様筋は、本来は物をつまむ動作などで使う小さい筋肉。
大きな筋肉と違い、負荷をかけて筋トレするものではない。
・「手が疲れるくらい弾けば指が強くなる」わけではない。
長時間弾き続けても、疲労が溜まっていくだけ。
・「とにかく長い時間さらえば上手くなる」わけではない。
例えば、陸上選手がフォームを気にせずがむしゃらに走り回っても、練習効果があまりないのと同じ。
・「指が強くなってきた」と感じたのは、ロシアピアニズムを学び始めて2年くらい。
難しいパッセージが前より弾きやすくなっていたり、鍵盤に指を置いたときの安定感を感じるようになった。
・ロシアピアニズムで特に重要な基礎練習は、虫様筋でコントロールしながら、ゆっくりフレーズを弾いていくこと。
とても地道な練習になるが、それが指を強くしていくことにつながる。
動画学習を有意義なものにするヒント
「ロシアピアニズム応用編」はいかがでしたか?
YouTubeにここまで濃い動画をアップしてくださるなんて、本当にありがたいですよね。
さて、最後に、僕自身が動画学習するときに行っている「動画学習を有意義なものにするヒント」をご紹介します。
- ポイントは、「復習すること」です。
まあ当たり前ではあるのですが、せっかく学習するなら、復習した方が記憶に定着しやすいです。
そのために、動画を見ながらメモをとることがオススメです!
まさに、今回掲載しているメモのような感じ。
この記事は、かつて自分の学習用にメモしていたものを公開しただけです。
長い動画を何度も見返すのは大変ですが、重要ポイントのメモをとっておけば、短い時間でサッと復習できますよ。
僕の場合、動画学習をするときはノートPCを使って、下記のように画面を分割しながらメモをとっています。
ノートなどにメモしたり、スマホのメモ帳機能を使ったり、いろいろ方法はあるので試してみてくださいね。
もちろん、この記事も復習用に使っていただけたら嬉しいです!
当ブログでは、ロシアピアニズムに関する記事をほかにも公開しています。
よろしければ、こちらもどうぞ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、今日もよいピアノライフを!